ちょっと真面目な話

世界債務って・・・

「世界債務、最高の188兆ドル 金融リスク警告」
IMFのゲオルギエワ専務理事が先月7日に明らかにしたものだ。 世界債務は世界全体の総生産(GDP)比で約230%に達し、「経済と金融安定にリスクをもたらすと警告」とある。
で、 世界債務 が膨らんだことについて、ちょっと調べてみた。

「金融危機を受けて各国・地域の当局が借り入れを意図的に活用し、景気浮揚を図ったことに起因するものだ。金利が何年も過去最低水準で推移してきたおかげで、大半の者にとって債務負担は引き続き対処可能である一方、債務残高は膨らみ続けている。」のだと。

「フィデリティ・インターナショナルのアン・リチャーズ最高経営責任者は、中銀の政策金利が過去最低水準にあり、米国債のバリュエーションが100年ぶりの高さにあって、われわれはバブルの領域に近づきつつあると考えられる。ただ、このバブルがいつどのように破裂するかは分からないと語った。」のだと。

借金をひたすら増やす一方の日本が、いずれデフォルトに陥るだろうとは常々予測していた。しかし、世界全体での債務という視点で見ても、かなりやばそうだとは知らなかった。
さて、対策はどうするのか?ちょっと気になる記事を見つけた。

「Debt Jubilee」(債務免除または徳政令)という方法があるという。
もともとの意味は、旧約聖書に出てくる、50年に一度すべての奴隷を解放し、借金を免除するというものらしい。以下、土居雅紹氏のeワラントコラムからの引用だ。

「具体的には、まず、各国の中央銀行が大量の資金を創出し、それで自国の国債を買い集めます。その結果、中央銀行の資産としては大量の国債、負債としては自分が出した紙幣が積み上がります。中央銀行のお金は、もともと何もないところから魔法のように生み出したものです。そこで、資産と債務を中央銀行が帳消しにしてしまえば、だれにも迷惑をかけることなく国家の債務は霧散する。」

 「「えっ~。そんなばかな!何かおかしいぞ」と直感的には誰もが思いますが、資産と債務を同時に消すので中央銀行は赤字になりません(いくらでもお金を刷れるので、実は赤字でもどうということはないのですが)。国家はなにもしないで借金が消えますし、国民も投資家も国債を保有していないので損はしません。」

「(実施した場合)何が起こるか分らないので不安です。・・・各国政府・中央銀行が協調して同時に行わない限り、当該国通貨の暴落を招き、経済の大混乱につながりかねません。」

以上である。
貨幣経済そのものが破綻する確率は、何年以内に何パーセントなのか?それは全く分からない。
一方では、どんどん借金してかまわないというMMT理論が出現して、案外まともに取りざたされてもいる。結局、先行きについて不透明であることだけははっきりしているとぴうことだ。
世界の国々を、包括的にコントロール可能性を唯一持つ国連ですら、加盟諸国が分担金を70%しか納付しておらず、事実上倒産寸前だとの報告もある。

地球温暖化による異常気象の問題同様、世界債務もまた、世界全体で取り組まなければ解決しない。しかし、いつか解決できるだろうとの期待は、ほとんど持てないのが実情だ。
カタストロフィの足音が次第に大きくなっているのを、だれもが本能的な嗅覚で、察知しているのかもしれない。