テレビドラマ

集中力から考えた『俺の話は長い』

『俺の話は長い』が終わった。
いやあ、よかった。今クールで1番かもしれない。重箱の隅をこれでもかと突きまくる【トークフェンシング】?は最後まで活発に繰り広げられた。マラソンの声援に仮託した、家族や知人の応援に、満(生田斗真)が涙するシーンでは、胸が熱くなった。

ドラマが傑作となったのは、もちろん、脚本の秀逸さと出演者の演技力によるところが大きい。しかし、それ以上に、1回分を2話構成にしたのがよかったのではないか。

昨夜はNHKで『みおつくし料理帖スペシャル』が21時から22時15分まで放映されており、俺の話・・の前に、こちらを全録で追いかけながら先に観た。主人公の澪(黒木華)が料理人としての道を貫くと覚悟したことでことで、小松原(森山未來)との縁談を断念するに至るストーリーをしっとり描いていて、なかなかの出来だった。

しかし、これを最後まで一気に見続けることができなかったのだ。自分の集中力が続かないのだ。
ドラマの世界にはどっぷりとつかっているのだが、途中でふと集中力が途切れてしまい、あとどのくらいで終わるのかを確認するためにいったん見るのを中断してしまう。

昨夜はふたご座流星群が見られるとあって、テレビを一時停止にしたまま、ちょっとベランダに出て、空を見上げてみたりもしてしまう。
そしてまたドラマを再開。見終わるまでに2,3回、こうした中断を挟まずにはいられないのだ。

これはドラマに限らない。結果を確認しないままで録画しておいたラグビーの試合を観るときも同じ。前半の40分を一気に見ることができない。特に実力が伯仲していて二転三転するような試合展開だともういけない。
心臓のバクバクを一度鎮めないと、息が続かない感じになってしまうのだ。

こんなところにも老いは忍び寄ってるのかもしれない。
持続睡眠ができずに、明け方目が覚めてしまうのと同様、集中力や緊張を持続できる時間も 、年々短くなっているに違いない。

『俺の話は長い』は2話構成だが、1話の途中に1度CMが挟まる。録画を観るときにはすぐに飛ばしてしまうが、それでも1度クールダウンされる感じはある。
1話が終わると、一時停止してトイレに行ってくる。そして、2話目を新たな気持ちで見始める。
このペースがしっくりいっていることで、『俺の話は長い』を観るとき、は集中力がうまい具合に保たれているのかもしれない。

そういえば、『生田家の朝』(バカリズム脚本)もたった5分の番組だったから、自分にとっての傑作度が上がっていたのかもしれない。Eテレも、5分10分の番組が多いから惹かれているということなのかもしれない。

2時間ドラマがめっきり減って久しい。高齢化によって集中力の持続時間が短くなったことを原因の一つと考えると、今後ドラマの尺は1時間よりも30分がスタンダードとなっていくかもしれないなあ。