ちょっと真面目な話

タワマンの悲劇

『武蔵小杉の「トイレ禁止タワマン」に新たな火種』との記事をグノシ-で発見した。
台風19号の直撃で、地下に雨水が浸水して停電になったという報道で、何度もと取り上げられた武蔵小杉のタワーマンションについての続報記事だ。

件のタワマンでは、停電と断水が続き、エレベーターは使用不可に。トイレも使えない事態に困惑する住民の様子が繰り返し報道された。
住みたい町でも上位の武蔵小杉で、ステータスのシンボルであるタワーマンションに起きた事態であるから注目度は高かった。

しかし、いったん自然災害で不具合が生じると、高層階であればあるほど、階段の上り下りや断水の影響は深刻で、住民は簡易式トイレの仕様を余儀なくされるなどさんざんで、早々にホテルや別のアパートに避難する人も続出した。
法ふぉうを見る限り、タワマンのあまりのでくのぼうぶりに、唖然としたものだ。

現在でも駐車場は使用できず、最長1年ぐらいはこのままの状態が続く可能性もあるらしい。
当該のタワマンでは売却物件が続出してはいるものの購入希望者はなく、所有者の悩みは深まるばかりだ。

コンクリートの頑丈建造物は堅牢だ。しかし、不動産は動かせない。来るとわかっている災害にも逃げることもできずに、じっと耐え忍ぶだけである。
建物がびくともしないのに、住宅としての重要な機能が喪失してしまうところは、ぴんぴんしている痴呆老人みたいで扱いが厄介だ。
タワーマンションの場合、大規模修繕にかかる費用が莫大で月に10万はするとのことだ。ボケているけど食欲だけは旺盛というわけだ。

強力な台風、大地震・・・。
脅威を増大しつつある自然災害には太刀打ちできない。生き延びるためには、まともに戦うよりは身をかわすことの方が賢明である。
台風の予想進路には近づかないで早めに避難する。そのためには、断捨離して身軽になっておくことが、やっぱり必要なんだろうなあ。