テレビで見た

1989年10月29日

1989年10月29日(土)は自分の結婚記念日である。
正確に言えば、婚姻届けを提出したのは、前日の28日の深夜だった。29日は知人を集めてお披露目会をした日である。結婚式の2次会のようなものだったが、結婚式は、11月1日に2人だけでインドのニューデリーで挙げたので、2次会ではないのだ。

こんな場合、一般的な夫婦は、いつを結婚記念日として祝うものなのだろう。
結婚生活にピリオドを打って久しく、自分たちはどの日を結婚記念日として祝っていたものかも、すっかり忘れてしまった。
30年とはそういう年月なのだ。

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なぜこんなことを思い出したかというと、『夕陽をあびて』である。昨日スカパーの日本映画専門チャンネルで放送していた。
山田太一脚本によるNHKの土曜ドラマであれば、見逃していたはずはないが、どうやら未見である。
ところが、放送日を見て納得がいった。1989年10月29日(土)。結婚披露をしている最中に放送されていたのだから、さすがに見ていたはずはなかったのである。

さて、『夕陽をあびて』ある。仕事をリタイアした夫婦が、老後の生活を海外移住という選択肢を検討して体験旅行する話である。時代背景として、当時は政府が老後の選択肢として、海外移住を進めていたらしい。今では海外移住は全く珍しくない。ドラマではオーストラリア移住を検討する設定だったが、今ではむしろ東南アジアが選ばれることが多い。
田舎暮らしを求めて国内移住のUターンやⅠターンをするのは、リタイア組ばかりではなくなっている。30年とはそういう年月なのだ。

メインとなる夫婦役は先日亡くなったばかりの八千草薫と大滝秀治が演じていた。まだ日本人の移住者が少ないバースまでの体験旅行に同行するのは、河原崎長一郎。現地で移住生活を送っている夫婦は、中条静夫と春川ますみ。春川以外はみな鬼籍に入った。
八千草夫婦の長男を演じた4代目桂三木助は当時32歳。彼が42歳で自死してからも18年過ぎた。

30年とはそういう年月なのだ。