テレビで見た

サヘル・ローズ最強説

またまたEテレで発見!

例によって全録されたEテレ番組をチェックしていたら、サヘル・ローズの名があった。 「こころの時代~宗教・人生~」 。いつもならスルーするところだが、彼女がやはりEテレの福祉系の番組で、彼女がイランイラク戦争の孤児で、養母と小学生の時に日本に来て苦労を重ねてきたということが記憶にあったので軽くの象いてみる気になったのだ。

「砂浜に咲く薔薇のように」という副題はサヘル・ローズ という名前が、 砂浜 ・薔薇であることによる。養母が、本来は咲くことができない砂漠でも、立派な薔薇を咲かせてほしいとの願い込めて授けたそうだ。

「私が入った時点でからすべてが壊れていくんですよ。おかあさんの夢、おかあさんの家族、おかあさんの人生。夫婦関係。」

養母のフローラさんの実家は、イラン国王の主治医を務めており、とても裕福だった。 テヘラン大学の学生だった彼女は、教授になるために勉学に励んでいた。
フローラさんは、ボランティアとしての活動中に、爆撃のがれきの中から、奇跡的にサヘルを発見する。サヘルとの出会いは、彼女の人生を一変する。
サヘルの母親になると覚悟を決めたフローラさんだが、実家からは猛反対され、一切の援助をストップされてしまう。勘当までされてしまったフローラさんは、当時、日本に留学中だった夫を頼ってサヘルを連れて来日。彼のワンルームに転がり込む。基本的なしつけを受けてこなかったサヘルの粗野な行動に、フローラさんの夫は、虐待まじきの厳しいしつけを施す。
ついには子供か夫のどちらかを選ぶよう迫られたフローラさんは、夫と離婚して、来日時に持ち込んだ小さなバッグ一つを持ってサヘルとアパートを出る。

日給制の工場労働者として働いていたフローラさんは、同僚からの嫌がらせに耐えていた。サヘルもまた、学校ではばい菌扱いされたり、母が買ってくれた靴を同級生に失くされてしまうなど、壮絶ないじめを受ける・・・。

サヘル・ローズとフローラさんを襲う試練は、まだまだ続く。
サヘルが、かつて過ごしたイランの孤児院を訪問した時に、不明だとされていた実の家族の存在が明らかになるのだ。末っ子だったサヘルは、父親から疎まれ、何度も捨てられていた。
サヘルは、父親の兄弟が母親と関係してできた子だったのだ。実の母親はクスリの常用者で牢屋に収容されていた。

サヘルの出生の秘密が明らかになって間もなく、フローラさんが癌であることがわかる。癌は転移を伴うものだった・・・。

これはぜひ、番組を見てほしい。ただ、昨日見たのは再放送であったから、さらなる再放送は期待できない。全録機能のブルーレイが無ければ、NHKオンデマンドで見てもらうしかない。が、220円払っても見る価値は十分にある。

それにしても、サヘル・ローズ、である。
とてつもない試練の数々を潜り抜けてなお、凛としている。背筋を伸ばし、まっすぐに前を向くたたずまいは、まぶしく輝いてみえる。

サヘル・ローズをわが身と引き比べてみると、それはもう、恥ずかしくって穴があったら入りたいほどだ。というか、こんなしょうもないブログ、さっさとやめた方がいいだろう、とまで思ってしまう。
やめないけど。

みっともなくても恥ずかしくても、開き直って踏みとどまるのは、序の口経営者の本領だ。

我が序の口企業はこれまで、ほとんどすべての企業に一瞬で追い抜かれてしまった。

サヘル・ローズは間違いなし、横綱の素材である。後輩企業のGAFAに一瞬で抜き去られた序の口経営者だからこそわかるのだ。サヘル・ローズの人間としての凄みと勁さに、敵うものなどいるだろうか。彼女には、繊細なデリカシーも矛盾なく同居している。

今後、どんな活躍を見せてくれるのか、そしていつ、自他ともに認める大横綱として社会に君臨してくれるようになるのだろうか。
サヘル・ローズの動向からは、目が離せないのだ。