テレビで見た

忘れていたこと

人の名前が出てこない。
それだけならまだしも、ビジネス上の大事な約束ですら、すっぽり忘れてしまいそうなことがたまにあり、肝を冷やすことが増えてきた。
予定は、振り返ると見えるカレンダーに必ず記載するようにしている。しかし、外出中にかかってきた電話で決めたアポイントをカレンダーに記載すること自体を忘れることが何度かあり、スマホのリマインダーを使うようになった。

2日前、少年寅次郎の子役について記載した。本当は再放送中の「浮浪雲」で新之助を演じていた子役の伊藤洋一さんのことに触れるつもりだったのを忘れていた。

「浮浪雲」はジョージ秋山が『ビッグコミックオリジナル』に長期連載していた幕末を舞台にした漫画。倉本聰の脚色、渡哲也の主演で、1978年にテレビ朝日で放送した
原作の漫画を買い続けていた自分には、渡演じる雲が単なるぐーたらなお調子者に見え、ドラマそのものもうわっ調子に見え、ほとんど見なかった。ただ、雲の息子でしっかり者の新之助を演じる伊藤少年のこまっしゃくれた演技が好ましく、何となく印象に残っていた。

今回日本映画専門チャンネルで再放送することを知り、見始めたところ、意外におもしろいのである。
ジョージ秋山の「浮浪雲」に触れなくなって久しく、原作のイメージが薄れたこともあるだろうが、さすがに倉本聰の技量のゆえか、別物のギャグドラマとして、ちゃんと成立しているのである。

いや、浮浪雲はどうでもいい。
伊藤洋一さんである。現在どうされているんだろう。ちょっとググったぐらいでは消息は訪ねあたらない。きっと、どこかでお元気でいらっしゃることだろう。

ついでにかますと、自分もかつて子役をやっていた時期がある。この話題は、実はまだ胸の中にこりっとしたものがあり、気楽に吐露できるものではない。が、そのうち気が向けば、決して序の口子役どころではなかった過去の栄光から、序の口経営者に至る道程を吐露することもあるだろう。でも、今日は気が乗らない。

忘れていたといえば「グランメゾン東京」である。初回がラグビーワールドカップ日本対南アフリカ戦にぶち当たり、キムタク主演にもかかわらず、うっかり忘れており、翌日の夜にやっと見たのである。キムタクドラマは、何をやってもキムタク風だと揶揄されることもあるが、キムタク風は嫌いではない。
ってか、案外好きだ。水戸黄門や橋田寿賀子並みの安定感で期待を裏切らない。

振り返ってカレンダーを見てよかった。今日はこの後大宮で仕事があるんだった。
娘は友人宅に泊るから、夕食と明日の弁当をいらないとのこと。自宅での夕食と娘の弁当はこの数か月、自分が担当している。 明日は朝食抜きで血液検査を受ける。前回は検査を忘れて朝食を食べてしまったんだった。
睡眠時無呼吸症候群である。寝るときにはCPAPという酸素吸入器みたいな機械を着用している。保険適用だが月に一度の通院が義務付けられており、定期的に血液検査をするんである。

明日の朝食抜きを、うっかり忘れないためにはどうしたらいいのかなあ。


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